2015年11月20日金曜日

真宗入門講座

入門講座は前回の続き、歎異抄・後序で、今回の個所は

 露命わずかに枯草の身にかかりてそうろうほどにこそ、あいともなわしめたまうひとびとの御不審をもうけたまわり、聖人のおおせのそうらいしおもむきをも、もうしきかせまいらせそうらえども、閉眼ののちは、さこそしどけなきことどもにてそうらわんずらめと、なげき存じそうらいて、かくのごとくの義ども、おおせられあいそうろうひとびとにも、いいまよわされなんどせらるることのそうらわんときは、故聖人の御こころにあいかないて御もちいそうろう御聖教どもを、よくよく御らんそうろうべし。おおよそ聖教には、真実権仮ともにあいまじわりそうろうなり。権をすてて実をとり、仮をさしおきて真をもちいるこそ、聖人の御本意にてそうらえ。かまえてかまえて聖教をみみだらせたまうまじくそうろう。大切の証文ども、少々ぬきいでまいらせそうろうて、目やすにして、この書にそえまいらせてそうろうなり。聖人のつねのおおせには、「弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば、ひとえに親鸞一人がためなりけり。されば、そくばくの業をもちける身にてありけるを、たすけんとおぼしめしたちける本願のかたじけなさよ」と御述懐そうらいしことを、いままた案ずるに、善導の、「自身はこれ現に罪悪生死の凡夫、曠劫よりこのかた、つねにしずみ、つねに流転して、出離の縁あることなき身としれ」(散善義)という金言に、すこしもたがわせおわしまさず。されば、かたじけなく、わが御身にひきかけて、われらが、身の罪悪のふかきほどをもしらず、如来の御恩のたかきことをもしらずしてまよえるを、おもいしらせんがためにてそうらいけり。まことに如来の御恩ということをばさたなくして、われもひとも、よしあしということをのみもうしあえり。

「閉眼ののちは、さこそしどけなきことどもにてそうらわんずらめと、なげき存じそうらいて」 
歎異抄の作者といわれる唯円房が自身が閉眼した後に多くの誤った考えが入り乱れることになるのではないかということを、嘆き、そのような自分の考えを持ち出している人々の言葉に惑わされそうになった時は、今は亡き親鸞聖人のお心に適ってもちいられた御聖教をよくよくご覧になるとよいでしょうと、述べられている。つまり、自分の考えを持ち出すことによって、親鸞聖人の教えが乱れるということですが、それによって聖人とは異なる考えが生まれ、そのことを命終わろうとしている唯円房が『歎異抄』の中で常に問題にし、最後まで嘆かれたことがうかがえます。
 後半部分は時間の都合上、進めることができなかったので、次回へ持ち越しとさせていださきます。

次回12月18日
今年の念佛寺予定

11月
・22日 真宗同朋の会 午後2時~4時頃

12月
・2日   念佛座談会      午後3時~ 5時半頃まで 
・6日   聖典講座                  午後7時~ 9時
・12日 念佛座談会      午後3時~ 5時半
・18日 真宗入門講座    午後6時半~ 8時半 副住職担当
22日 報恩講   午前10時法要始:住職法話
                               午後 2時法要始:大谷大学准教授 藤原正寿先生

詳しくは念佛寺HP http://www.eonet.ne.jp/~souan/gyo-ji.htm


21日より本山(東本願寺)の報恩講です
東本願寺 http://www.higashihonganji.or.jp/houonkou/